犬猫のアジソン病 – 診断・検査方法

「アジソン病」は、副腎皮質という内分泌器官から分泌されるステロイドホルモンが不足することで起こります。

「副腎皮質機能低下症」のことを、「アジソン病」と言います。
イギリスの内科医、「トーマス・アジソン」によって発見されたので、「アジソン病」と呼ばれるようになったそうです。

アジソン病には、「急性」と「慢性」があります。

「急性」の場合は、緊急治療が必要です。
「慢性」の場合は、「副腎皮質」ホルモンを生涯にわたって投与する治療法になります。
まれに、自分で「副腎皮質」ホルモンを作れるようになる場合もあり、その場合、投薬は不要になります。

アジソン病になるのは、犬だけ?

「アジソン病」は、「犬」だけでなく猫にも発症する病気です。

ですが、猫よりも「犬」の方が多く「アジソン病」を発症します。
オス「犬」よりも、メス「犬」の方が、「アジソン病」を発症しやすいと言われています。
シニア「犬」よりも、4才くらいまでの比較的、若い「犬」が「アジソン病」を発症しやすいようです。

比較的、「犬」の病気としては「アジソン病」は珍しい病気にはいりますが、治療によって通常の生活が出来るようになる可能性のある病気です。

どんな病気にも当てはまりますが、「アジソン病」も「早期発見」・「早期治療」が大切です。
愛犬の様子がいつもと違うなと感じた場合は、普段と違う点をメモし、嘔吐や下痢をした場合は時間や量も覚えておきましょう。
獣医に相談するときに、メモを取っておくと便利です。

アジソン病の診断には?

「アジソン病」の診断には、「一般血液検査」・「ACTH刺激試験」・「レントゲン」・「エコー検査」などを行います。
胸部のX線検査は、「アジソン病」にかかると心臓が小さくなるため、検査をして調べます。
特に、「ACTH刺激検査」の試験で「アジソン病」の確定診断が行われます。

<血液学的な異常>
・貧血
・好酸球増多症
・リンパ球増多症
などがあります。

<生化学検査で分かること>
・高カリウム血症
・高窒素血症
・低ナトリウム血症
・低クロール血症
・総CO2 の低下
・高カルシウム血症
・肝酵素の上昇
・血清アルカリホスファターゼの上昇
・低血糖
などが分かります。

<尿検査>
・しばしば尿濃縮能の低下が、認められます。

<ACTH刺激試験>
ACTH刺激試験を行い、血清コルチゾール値が低値であることを証明します。

愛犬が「アジソン病」と診断されたら、ストレスのない生活をさせるようにと獣医から注意があります。
ストレスが、「アジソン病」の発症する引き金になるからです。

トリミングなども避けた方が良い場合があるので、「アジソン病」と診断された場合は獣医に相談してからトリミングを行いましょう。

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