フロリネフ錠の効果 – 正しい使用方法をご解説

犬猫の病気の1つ、副腎皮質からのホルモン量が低下してしまう病気「アジソン病」。
このホルモンを内服で補ってくれるお薬が「フロリネフ」です。

今回は、そのフロリネフについて、また気になる効果についてもお話します。
そもそもアジソン病ってどんな病気?
フロリネフの中身って何?

そんな疑問にもお答えしますので、ぜひ最後までお読みください。

■フロリネフとは■

フロリネフとは、犬猫のアジソン病に内服薬として処方される合成鉱質コルチコイド製剤です。
有効成分として、「フルドロコルチゾン酢酸エステル」を配合しています。

副腎皮質から分泌されるステロイドホルモンを、人工的に合成したものになるので、ステロイド薬の1種です。
特に塩類代謝作用が強いので、アジソン病によって不足していた体内の塩分(ナトリウムイオン)を増加させ、血圧をあげる作用があります。

フロリネフは最も強力な作用を持ちますので、アジソン病の治療薬として一般的に獣医師に処方される薬になります。

■フロリネフの使用方法■

フロリネフは、獣医師による処方箋が必要です。
投与期間は、一生飲み続ける必要があります。
また、フロリネフには1錠で有効成分のフルドロコルチゾン酢酸エステルの量が異なる種類がありますので、個人判断で内服すると危険です。

アジソン病の維持療法として、
犬…有効成分フルドロコルチゾン酢酸エステルを0.1mg~0.4mg
猫…有効成分フルドロコルチゾン酢酸エステルを0.1mg
上記を投与します。

こちらは、不足した鉱質コルチコイドの補充を目的として内服するため、毎日・一生飲み続ける薬になります。

■フロリネフの効果■

フロリネフは、アジソン病によって分泌されなくなってしまった副腎皮質ホルモンの一種である「鉱質コルチコイド」を補ってくれます。

この鉱質コルチコイドは、体内でのカリウム・水素イオンの排泄や、ナトリウムイオン・水の再吸収を行ってくれる体の調整ホルモンです。
それによって、体内の水分量と電解質量を調整し、血圧を上昇させて通常の血圧を維持しているのです。

この鉱質コルチコイドが分泌されなくなってしまうと水分量と血圧を調整することが出来なくなってしまうので、
・多飲、多尿
・元気がなくなる
・食欲が落ちる
・体重が減る
・いつも寝てばかりいる
・下痢・嘔吐を繰り返す
など、いつもは元気いっぱいの犬猫がなんとなくぐったりしてしまう症状が現れます。
これをアジソン病と言います。

アジソン病になる原因ははっきりしませんが、特に雌犬に多いようです。

そこで、このフロリネフを内服します。
このフロリネフは、人工的に合成した副腎皮質ホルモンの鉱質コルチコイド。
体内に入ると、自分が分泌したものと同じように働いてくれます。

ただ、いったん壊れてしまった副腎皮質はもとに戻ることはありません。
このフロリネフも、不足したホルモンを補うためのものであって、副腎を治療してくれるわけではありません。
したがって、アジソン病だと診断されたら、このフロリネフを一生飲み続ける必要があります。

不足したホルモンをフロリネフで補うため、効果はみるみる現れるようです。
アジソン病だと診断された時にはぐったりしてもうだめかと思うような症状の犬猫でも、フロリネフを内服したところ、3日で元気になったという症例もあるほど。

犬猫のいつもと違っておかしいな、何か変だなと体調の変化に気づいたら、病気の早期発見ができるチャンスかもしれませんので、早めに動物病院へ連れて行ってあげて下さいね。

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