コレステロール値とアジソン病の関係

犬・猫を飼うと、生活に癒しを与えてくれますよね。
それと同時に、ずっと長生きしてほしいと思うのはどの飼い主さんも一緒だと思います。

今回は、犬・猫が「アジソン病」だと診断された時の症状や、コレステロールなどにどのような変化があるかについてお話します。

どのような病気も早期発見・早期治療をすれば、病気の治癒や病気とうまく付き合っていくことが可能です。
ぜひ参考にしてみて下さいね。

■アジソン病とは■

アジソン病という名前は聞いた事がない方も多いかもしれません。

では、クッシング病はどうでしょうか。
こちらは犬に発症すると、左右対称に脱毛を起こしたり、皮膚の色素沈着が見受けられたりするために早期発見がしやすい病気です。

このクッシング症候群は腎臓の上にある「副腎」と呼ばれる臓器から分泌される「副腎皮質ホルモン」が過剰分泌されて起こる病気です。

反対に、アジソン病とはこの「副腎皮質ホルモン」が分泌されなくなってしまう病気です。

ですから、クッシング症候群とアジソン病は全く正反対の症状が出る病気ですが、原因となる臓器は「副腎」の異常です。

■アジソン病の症状■

では、アジソン病になると、犬猫にどのような症状が出るのでしょうか。
まず、飼い主がわかるような犬猫の変化として、
・食欲不振
・無気力
・衰弱
・嘔吐・下痢
・体重減少
・吐血、下血
・多飲・多尿
次に、動物病院で身体検査をした場合の所見は
・沈鬱
・衰弱
・脱水
・虚脱
・徐脈
・腹部疼痛
・低体温

アジソン病のかかっている犬猫がストレスのかかる環境に置かれた場合、一気に症状が進行する可能性もあります。

このように、一つの症状をとっても、老化現象か少し体調が悪いかなぐらいにしか感じないと思います。
犬は特異的に良くなったり悪くなったりを繰り返すために、一見してはわかりにくい症状かもしれません。

しかし、動物病院で血液検査をすることで、明確にアジソン病だと診断することが可能です。
上記の症状がずっと続く場合、症状がいくつも当てはまる場合は是非動物病院に行ってくださいね。

■アジソン病の原因■

アジソン病の原因は、副腎の皮質から出るホルモン「副腎皮質ホルモン」の分泌が少なくなることで起こります。

副腎皮質からのホルモンは「コレステロール」から産生され、ステロイド骨格を有する物質であるため、一般的にステロイドホルモンと総称されることが多いホルモンです。
ステロイドホルモンという言葉は、どなたでもきいた事があるのではないでしょうか。

この副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)には
・ナトリウムイオンや水の再吸収
・カリウムイオン、水素イオンの排出
・たんぱく異化
・糖新生
・脂質代謝
・抗炎症,高免疫
・骨形成抑制,骨吸収促進
・中枢神経興奮性

上記のように体の様々な大切な役割を果たしています。

■アジソン病の特長■

アジソン病になると、血液検査で異常が発見できます。
その異常とは
・低アルブミン血症
・低ナトリウム・クロール血症
・低コレステロール血症
・低血糖
・高窒素血症
・高カリウム血症

血液検査をすれば確定診断が可能ですので、おかしいと思ったらぜひ動物病院で血液検査を行ってくださいね。

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