「アジソン病」は、「副腎皮質機能低下症」の事を言います。
人間にも発症する病気ですが、珍しい病気なのでご存じない方も多いようです。
「糖尿病」は、内分泌の病気です。
ホルモンの働きが悪くなって起こる病気ですが、人間にも発症する病気で比較的良く知られている病気ではないでしょうか。
犬の病気としては、「アジソン病」も「糖尿病」も、発症する確率の低い病気です。
「アジソン病」は、発見した人の名前から「アジソン病」と呼ばれていますが、糖尿病は、尿から糖が検出されるために「糖尿病」と呼ばれています。
●アジソン病と糖尿病の症状
「アジソン病」の症状と「糖尿病」の症状に、似ている症状があります。
※元気が、なくなります。
※水を、大量に飲むようになります。
※水を、大量に飲んだ分、大量の尿が排出されます。
※下痢や嘔吐を、繰り返すようになります。
自己判断せずに、気になる所があれば獣医に診察してもらいましょう。
水をたくさん飲むことに気が付いたら、どのくらいの量を飲んでいるのかメモしておきましょう。
尿の量や色も確認できるのであれば、メモしておきましょう。
獣医に診察してもらうとき、水の量や尿の量、色を伝えることが出来ると診察してもらいやすくなります。
早期発見、早期治療が、どんな病気でも大切になります。
気が付いた事があればメモをして、獣医に相談することをオススメします。
●アジソン病と糖尿病は治る?
「アジソン病」も「糖尿病」も、生涯治療が必要な病気です。
一度かかってしまうと完治は難しいので、飼い主さんの愛情だけでなく根気も必要になります。
「アジソン病」・「糖尿病」のどちらの病気も悪化しないように、食事の管理も大切になります。
どちらも特別療法食が販売されていますので、獣医と相談して病気に合った食事をさせてください。
●アジソン病と糖尿病の、発症しやすい年齢は?
「アジソン病」は、比較的若い犬が発症しやすい病気です。
「シニア犬」よりも、4才くらいまでの「若い犬」が発症しやすいと言われています。
「糖尿病」は、比較的「シニア犬」が発症しやすい病気です。
「若い犬」よりも、8才前後の「シニア犬」が発症しやすいと言われています。
「アジソン病」・「糖尿病」のどちらの病気も、「オス犬」よりも比較的「メス犬」の方が発症する確率が高いようです。
「アジソン病」も「糖尿病」も、かかってしまったら適度な運動が必要になります。
定期的に体重を測り、適度な運動を心がけて適切な体重をキープしましょう。
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